夫婦の異なった心理

われわれは、そのぱあいにも、愛情という不明確な切符(きりふだ) をもちだすのがつれです。しかし、愛
情がこのぱあい、夫婦のこうした異なった心理を同一のものにさせることはあり得ません。
子供が生れた家庭というものは文字どおり三角関係です。そして少くとも、
この三角は二等辺ではないようです。父が子供を愛するように、母が子供を愛するわけはないし、
子供を眺めるふたりの眼は全くちがっています。どういったらいちばん正確なのか、
わたしはいまそのための、短いしかも正確な表現をまったく知りません。

いったい子供をもつということは、心理的にみて、結婚の本質的な要素ではありません。
あなたにしたところが、子供を生むためにの承結婚するということが考えられますか。
また、子供を生むためにのみあなたと結蛎することを望む男性を、あなたはなにか変だとは思いませんか。
結婚とは本来(愛しあった)一対の男女の結合に他ならないのです。
子供はその結合のひとつの結果にすぎないのです。
子供は結婚の結果であって、目的ではないのです。(少なくとも夫である男性にとっては)
そして結婚の結果である子供の出生は、夫婦それぞれにたいして、ぜんぜん別個の意味をもっています。

結婚の心理をじゅうぶんに説明するためには、われわれはこのぱあい、
父親の心理と母親の心理、その上、さらに父としての夫、母としての妻といったものを、
ふたりがお互にどういうふうに感ずるかを説明しなければならないでしょう。
自分を作り過ぎずに素敵なパートナーを見つけよう。

出典:
021

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